様々な方のFacebookに投稿された記事を眺めていて、ふと早川先生の投稿が目に飛び込んできた。それは僕がよく「エスノセントリズム」という言葉で表現していることに近いもので、「白人至上主義」という言葉のインパクトが、ふと僕にとある動画のことを思い出させた。
その動画は、2007年の12月にYouTubeへ投稿され、瞬く間に話題となり、一度はオリジナルがYouTubeによって削除されたが、その動画に感銘を受けた人たちによって、YouTubeを含めた様々な動画投稿サイトにアップロードされた。
取材対象に「後ろ足で砂をかける」。
これから気が向いた時に、先日太地行きの際に読んだ、とある本について、指摘というかツッコミというか、そういうことを書いていこうと思う。
理由は単純で、「資料的な価値は高いとしても、『それはあんまりな書き方じゃないのか』と思わずにいられない部分が多々あった」からで、単純に僕が強い違和感を感じたからに過ぎない。
商業捕鯨再開について思うこと
昨年(2018)末、IWCを脱退して日本沿岸において商業捕鯨を再開するというニュースが流れ、今年になって様々な場所でその話題に関しての議論を目にしてきた。ある人(僕を含めて)は再開を喜び、またある人は(僕を含めて)は再開について疑問、もしくは失望感を抱きながらも流れを見守る人もいた。
自然の海は楽園か?
この話もやや賞味期限が切れつつあるものですが、言及しておきたいことがあります。
イルカ、水族館より野生の方が病気がち 米研究
ニュースを引用すると……。
米オンライン科学誌プロスワン(PLOS ONE)に掲載された論文によると、研究グループはフロリダ(Florida)州のインディアン・リバー・ラグーン(Indian River Lagoon)とサウスカロライナ(South Carolina)州チャールストン(Charleston)に生息する野生のイルカの群れと、ジョージア(Georgia)州とカリフォルニア(California)州の水族館で飼育されているイルカの群れを比較調査した。
その結果、飼育されているイルカの方がはるかに健康であることが分かった。野生のイルカで「臨床的に正常」とされたのは半分にも満たず、多くは慢性的に免疫システムが活性化し、病気を撃退している兆候を示していた。
これについて、論文の筆頭著者であるパトリシア・フェア(Patricia Fair)米サウスカロライナ医科大(Medical University of South Carolina)研究教授は「おそらく海では、厳格に管理されている生育環境には存在しない病原体や寄生生物、人が原因の汚染物質にさらされる」ためと説明している。
TwitterなどのSNSで流布されているデマの中に「水族館のイルカは自然の海に住むイルカよりも短命である」というものがあるが、このニュースはそのデマを打ち消すきっかけになるだろう。
「自然の海は楽園ではない」ということについて、多くの人が認知すべきことではないだろうか?
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ハリウッドセレブは錦の御旗になりえない
※最初に断っておきますが、これは愚痴の類です。
SNSなどで見かける「ハリウッドのセレブが言ってるから」という理由で太地町の追い込み漁を批判したりする人が、僕にはよく理解できない。
そういえば、どこかのアーティストがドルフィンプロジェクトのTシャツを着てたとか、そんな話もありましたね。
環境や動物愛護の意識の高いセレブもいますが、イコール環境問題や動物愛護の問題に詳しいってわけでもないんですけど、どうしてその言葉を鵜呑みにして正しいなんて思えるのでしょう?
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バキータ保護とシー・シェパードの欺瞞
一身上の都合でしばらく更新できませんでしたが、3つほど記事を投稿しようと思います。
まずは、やや賞味期限があやしい記事ですが、カリフォルニア湾のバキータの話題です。
希少なイルカ、間もなく絶滅の危機 カリフォルニア湾に30頭のみか
もう今さらな話題ですが、ちょっとこの話題について、書いておきたいと思う。
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再びザ・コーヴを持ち出した裏側を考える
先程の話なのですが、Facebookにおいて、再びザ・コーヴの無料視聴ページが開設されていたことを知りました。そのことについて、推測してみようと思います。
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少し、近況報告を
皆様、こんにちは。
また前回の更新から時間があいてしまいましたので、近況報告でもしようと思います。
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鯨の町の未来に願うこと
前回の記事では、太地町の町長選挙における違和感を中心に書きましたが、今回はこの先の太地町の町政について、願うことを書こうと思います。
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鯨の町の選挙に思うこと
2016年7月17日、和歌山県の2つの場所で、選挙が行われ、どちらも歴史的な選挙となりました。その片方である太地町の町長選挙の風景を垣間見て、少し考えました。 続きを読む
「自分なりに応援する」ということ
僕は、太地町や捕鯨に関する様々なことを、「自分なりに応援」しています。
今回は、その話を近況報告も含めて書こうと思います。
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【小ネタ】オーシャンズをみました。
先日、動画の勉強のためにドキュメンタリー映画を中心に、DVDをいくつ加工に有しましたが、その中にこの映画がありました。
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「思想・良心の自由」による侵害
太地町立くじらの博物館とサラ・ルーカスの訴訟の件が、一旦決着となったので、そのことについて少し書きたい。
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座礁鯨を踏みつける文化とは何か?
先日から気になっているニュースがあったので、そのことについても書いておきたい。
それは、ある写真コンテストに選ばれた写真を巡る議論についてだ。
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今だからこそ、あの映画を再評価・検証するべきだ
ビハインド・ザ・コーヴが一般公開されてから、一ヶ月以上経った。
肯定、否定、様々な反応がある中、さらに幾つもの上映館が決まり、しばらくは様々な場所で話題になることだろう。
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「鯨漁の系譜」について
先日、「大背美流れの縁(おせみながれのえにし)」(解説ページはこちらです)に続く二作目の動画、「鯨漁の系譜」の制作が終わり、現在お世話になった方々に、確認のために御覧頂いている段階です。
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ビハインド・ザ・コーヴはザ・コーヴへのアンサーになりえたか?【追記あり】
そろそろ、僕もビハインド・ザ・コーヴについて、感じていたことを書くべきだろう。
そう感じたので、思っていたことを書いてみる。
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クジラ、食べていますか?
「鯨食は日本の文化である」と声高に叫ぶ人がいます。
僕もそう思っていますが、実際に定期的に鯨を食べている人はどれくらいいるのでしょうか?
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動画を制作しました
皆様、あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。
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太地町と神津島の縁
先日、以前から行きたかった神津島に行くことができた。
捕鯨問題とは直接関係ないが、そのことを書きたい。
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来年の話
今年もあと半月となりましたので、来年の話を少し書こうと思います。
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情報発信の重要性
11/25に和歌山県民文化会館の少ホールにて行われた「特別講演会「太地町における古式捕鯨と世界情勢」」という講演で、情報発信の重要性について語られていたので、その話を……。
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「今後はICJで訴訟を起こされても受けて立たない」という話の間違いについて
もう賞味期限切れの話ではありますが、このことも書いておかなければいけないと思いつつ、体調が戻らず書けずにいました。
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太地と神津島の縁に関する報道について
※この記事は、当該ニュースの内容に間違いがあるという指摘であり、それ以外の何ものでもありません。
先日、太地町と神津島に関するある出来事が話題になりました。この事は記念すべき出来事で、大変喜ばしいことですが、報道内容に間違いがあるため、指摘しておこうと思います。
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伊豆半島の世界ジオパーク認定を巡る違和感【追記あり】
世界ジオパークネットワーク(GGN、本部・パリ)が、地質学的に貴重な地形などを備えた自然公園「世界ジオパーク」に静岡県の伊豆半島を認定するのを先送りにした理由の1つに、同県伊東市でのイルカの追い込み漁を挙げていたことが14日、分かった。
一部の執筆者がwikipediaをダメにしている
前回書いた記事が、どうも風評被害を与えているという指摘があったようです。
では、そのことについて検証してみましょう。
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Wikipediaはあてにならない
Wikipedia(ウィキペディア)はちょっとした調べ物には本当にありがたいサイトだが、中にはとんでもない記事が含まれている。
今回はそんな話です。
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Behind “THE COVE”を視聴して
先日、太地町で話題の映画「Behind “THE COVE”(ビハインド・ザ・コーヴ)」を見てきましたので、その話を……。
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必要なのは排外主義か?
2015年10/31~11/1にかけて、行動する保守という団体が、那智勝浦町と太地町で活動を行うらしい。
11/1には太地浦くじら祭があり、会場の「警戒活動」をするとのことだ。
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ビハインド・ザ・コーヴ、太地町での上映が決定
八木景子さんが監督を務め、モントリオール世界映画祭で話題にもなった映画、「ビハインド・ザ・コーヴ」の特別無料上映会が、10/12に問題の中心地でもある和歌山県東牟婁郡太地町の公民館で行われるそうです。
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