昨年(2018)末、IWCを脱退して日本沿岸において商業捕鯨を再開するというニュースが流れ、今年になって様々な場所でその話題に関しての議論を目にしてきた。ある人(僕を含めて)は再開を喜び、またある人は(僕を含めて)は再開について疑問、もしくは失望感を抱きながらも流れを見守る人もいた。
調査捕鯨
情報発信の重要性
11/25に和歌山県民文化会館の少ホールにて行われた「特別講演会「太地町における古式捕鯨と世界情勢」」という講演で、情報発信の重要性について語られていたので、その話を……。
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ICJのプレスリリースを読んで考えた。
ICJによって日本の調査捕鯨の成果が、科学と呼ぶにはふさわしくないという、残念な判断が下されてしまって、ちょっと時間がたったが、にもかかわらず、ICJがどんなことをプレスリリースで書いているかを全く知らずに、多くの人がこの話題について議論している。
疑問の残る「非致死的調査」の確実性
前回は、調査捕鯨などで行われている目視調査にスポットを当てて、調査捕鯨の調査の部分を解説してみたが、今回は非致死的(捕殺しない)調査の実際について考えたい。
調査捕鯨は調査である。
「調査捕鯨」は、「捕鯨」の面のみがクローズアップされていて、その前にある「調査」の部分への評価がされていないように思える。
ところが、そのような指摘をする人の多くが、調査捕鯨の「調査」が一体何かということを知ろうとはしない。
オーストラリアが鯨肉を輸入!?
これはTwitter経由で美味しい鯨さんから教えていただいた情報なのですが、もしこれが事実だとすれば、オーストラリアにとってややこしい話になるのでしょうか?
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鯨肉、余っているのか?マズイのか?
世間では、先日の日経のニュース以前から「鯨肉は余っているのだから安くならないか?」という話や、「あんなマズイものを誰が食べるのか?牛肉のほうがよっぽどウマイじゃないか!」と言った話も聞かれますが、それは果たして本当なのでしょうか?
調査捕鯨について基本的な話を少し
先日から、調査捕鯨に関して「義援金が使われている」だの「復興予算が不当に投入されている」だのといった、正確ではない情報が、意図的に流されているようですが、まあ前者は当然嘘っぱちだとして、後者が正確でないといえる理由は、押さえていくべきではないかと思います。