スラックティビズム

インターネット活動家の奇妙な論理

今回は、Twitter上で「反捕鯨君」を名乗るインターネット活動家が主張している、いくつかのTweetを眺めながら、改めてその人物像について考察をしていきたい。
この人物は捕鯨問題について長期間、様々な場で言及しているが、一体どんな人物なのだろうか?

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それでも動物はごはんである

2019年6月1に渋谷にて動物愛護団体「アニマルライツセンター」が、「動物はごはんじゃないデモ行進」というなのデモを行うようだ。すでに5ちゃんねるTwitterでは「ごはんじゃなくておかずだよね」というような見解や、やや大喜利めいた書き込みが見かけられるが、ここで、あらためて肉を食べることの必要性について、少し書いてみたいと思う。

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自然の海は楽園か?

この話もやや賞味期限が切れつつあるものですが、言及しておきたいことがあります。
イルカ、水族館より野生の方が病気がち 米研究
ニュースを引用すると……。

米オンライン科学誌プロスワン(PLOS ONE)に掲載された論文によると、研究グループはフロリダ(Florida)州のインディアン・リバー・ラグーン(Indian River Lagoon)とサウスカロライナ(South Carolina)州チャールストン(Charleston)に生息する野生のイルカの群れと、ジョージア(Georgia)州とカリフォルニア(California)州の水族館で飼育されているイルカの群れを比較調査した。

 その結果、飼育されているイルカの方がはるかに健康であることが分かった。野生のイルカで「臨床的に正常」とされたのは半分にも満たず、多くは慢性的に免疫システムが活性化し、病気を撃退している兆候を示していた。

 これについて、論文の筆頭著者であるパトリシア・フェア(Patricia Fair)米サウスカロライナ医科大(Medical University of South Carolina)研究教授は「おそらく海では、厳格に管理されている生育環境には存在しない病原体や寄生生物、人が原因の汚染物質にさらされる」ためと説明している。

TwitterなどのSNSで流布されているデマの中に「水族館のイルカは自然の海に住むイルカよりも短命である」というものがあるが、このニュースはそのデマを打ち消すきっかけになるだろう。
「自然の海は楽園ではない」ということについて、多くの人が認知すべきことではないだろうか?
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動物愛護屋はホロコーストを利用する

海外の活動家サイド(もしくはそれに類する人達)は、イルカや鯨を人にたとえ、漁業である追い込み漁をホロコーストだといい、南京大虐殺に紐づける。
しかし、彼らの生活やそれを支える技術が、どれだけの搾取から築き上げられてきたかについては、何も言及しようとしない。
なぜなら、それらの発言は差別主義が根底にあり、善なる自分たちには適応されないからだ。

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