2020年の年末、太地町の定置網にミンククジラが流入し、動物愛護界隈からの中傷めいた非難が集中した。しかし、同時期に御浜・宇久井・室戸と行った地域でも同様の混獲事案が発生していた。何故、太地にのみ非難は集中したのだろうか?
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動物解放団体リブの太地町についての検証記事に反証する
前回の記事で予告していた、ある動物愛護団体の太地町の伝統に関する検証記事を、手元の資料に基づいて反証していく。
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先日、Facebookで気になる記事を見かけた。
それはどうやらネットのみで活動している、独自のメディアのようだったが、酷く偏った内容が気になったので、そのことについて少し考えてみた。
かつて行われていた師崎の捕鯨
先日、師崎までドライブをした際に、ふとある動画のことを思い出しました。
それは2015年頃に制作された南知多町の歴史に関するもので、捕鯨について扱われている部分があると、以前に伺ったことがあるのです。
今回は、その動画についての話です。
教訓を活かす必要性
IWCを日本が脱退したことで、南氷洋での調査捕鯨は今後行われることはなくなった。調査捕鯨で大きな役割を果たしてきた捕鯨母船は、どのような経緯を経て開発されたのかを考えることで、南氷洋での捕鯨が活発化した理由について考えてみたい。
といいますか、以前から思っていたこととほぼ同じことが、先日読み終わった「鯨の教訓」という本に記載されていたので、その話を引用しつつ、話を進めたいと思います。
続きを読む本当に畜産より追い込み漁は残酷なのか?
先日は、「残酷」という曖昧な定義での批判についての記事を書きました。
では本当に畜産は追い込み漁の捕殺よりも残酷ではないのでしょうか?
そのことを検証してみます。
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「残酷さ」という曖昧な定義を批判の理由にしてはならない
WAZAやJAZAによって、太地町の追い込み漁に対する視線が批判的なものになりつつある。
その理由は主に「残酷」という言葉によって形容されるが、はたしてその定義は誰によって定められたのだろうか?
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伝統を解さない人間による伝統批判は見苦しい
先日、エルザ自然保護の会を中心とした数団体が、外国特派員協会で記者会見を開き、太地町の追い込み漁に関する批判を行っているが、そのことについて少し書きたいと思う。
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追い込み漁の起源は一体どこにあるのか?
先日、太地町役場から太地町のPR用に作成したらしいDVDを取り寄せて鑑賞していた時、ある動作が現在の追い込み漁に通ずるだろうとのではないかと、改めて思った。
以前からそうだろうと感じていて、いくつかの確認をしたり、資料をあたっていく中で、そうではないかと思ってはいたが、その思いは更に強くなった。
疑問の残る「非致死的調査」の確実性
前回は、調査捕鯨などで行われている目視調査にスポットを当てて、調査捕鯨の調査の部分を解説してみたが、今回は非致死的(捕殺しない)調査の実際について考えたい。
調査捕鯨は調査である。
「調査捕鯨」は、「捕鯨」の面のみがクローズアップされていて、その前にある「調査」の部分への評価がされていないように思える。
ところが、そのような指摘をする人の多くが、調査捕鯨の「調査」が一体何かということを知ろうとはしない。
調査捕鯨について基本的な話を少し
先日から、調査捕鯨に関して「義援金が使われている」だの「復興予算が不当に投入されている」だのといった、正確ではない情報が、意図的に流されているようですが、まあ前者は当然嘘っぱちだとして、後者が正確でないといえる理由は、押さえていくべきではないかと思います。