先日、多額の支援を得ることに成功した「クジラ映画」の話を書きましたが、もう一つ興味深いドキュメンタリー映画のダイジェスト版がYouTubeで公開されています。
こちらがそのダイジェスト版です(5:38)。
このドキュメンタリーについて知ったのはつい先日の話で、産経新聞の佐々木記者がTwitterでtweetしてたからでした。
今から上映会が始まります。 pic.twitter.com/PMmRAPeLkh
— Masaaki Sasaki (@izasasakima) 2015, 8月 7
ツイートに添付されていた画像からは、ちょっとどんな映画になるのか見当もつかず追加情報を待っていたところにダイジェスト版がアップロードされました。
撮影・編集・監督は八木景子さんという方で、奇しくもクジラ映画の佐々木さんと同じく女性。
しかし、スタンスは全く異なるようで、この映画は監督が支援をつのることなく独力で作り上げたもののようです。
また、中立というスタンスにとらわれることなく、タイトルにもあるように「COVE」という映画の、そのファインダーの外側では一体何があったのかが、どんなことが語られていないかが、明らかにされるようです。
例えば、上のスクリーンショットのような、今の時期の賑わう太地町の景色と、反捕鯨団体の活動家が跋扈する景色では、同じ町内の景色でも、全く違うように見えるはずです。
ところが、多くの人がこのことを知らないのではないでしょうか?
特に、ザ・コーヴでしか太地町のことを知らない人は、恐らく知ることはないで景色しょう。
ダイジェストでも興味深いところがかなり多く、例えば活動家たちに送られたメールにはこのような記述があったり……。
リック・オバリーことリチャード・バリ・オフェルドマンが、「目的は外圧」といい切ってたり……。
サイモン・ワーン氏が「WHALE WARS 1は実際に起きたこととは違うものだ」というようなことを匂わせていたり……。
そういえば、水銀中毒にまつわる話を以前に書きましたが、そのあたりの話題もありました。(~3:00あたりまで)
オバリーが自信満々語っていたことが、ことごとく覆されていくところはかなり面白いと思いました。
他にもスクリーンショットを撮りましたがスクリーンショットよりも実際に動画のほうを御覧頂いたほうが早いと思いますので、是非ダイジェスト版の方を御覧ください。
この作品は、すでにモントリオール国際映画祭に正式出品が決まっているとのこと。
日本での公開がいつ頃になるかは不明ですが、とても待ち遠しいです。