「MERCURY POISONING.」とは何を意味するか?

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もう完全に賞味期限切れなのかもしれないが、このような記事をみつけた。
そのことについて、少し書いてみたい。

といっても、書いておきたいことは基本的にひとつだ。
引用してみよう

コーブのに英語版と日本語版を見てみよう。
HIDEKI MORINUKI, DEPUTY OF FISHERIES FOR JAPAN, WAS FIRED IN 2008.
水産庁の諸貫秀樹課長補佐は2008年に解雇された(日本語版DVD)

A SAMPLE OF HIS HAIR TESTED POSITIVE FOR MERCURY POISONING.
彼の毛髪からは水銀が検出された(日本語版 DVD)

*日本語版は劇場公開されたバージョン

さて、下の文「彼の毛髪からは水銀が検出された」という部分の英文をご覧頂きたい。
「A SAMPLE OF HIS HAIR TESTED POSITIVE FOR MERCURY POISONING.」とある。
これをGoogle翻訳で日本語に翻訳したらどうなるだろうか?
すると、まあ、自動翻訳ということもあるが、日本語版DVDの字幕とはかなりかけ離れた結果が出てくる。
そもそも、「MERCURY POISONING.」とは水銀中毒を表す言葉であり、それがテストで陽性(TESTED POSITIVE)だというのであれば、それは「水銀中毒のテストで陽性であった」とで訳すのがより正しいのではないだろうか?
それを、以下のように解釈するのは、とても奇妙に思える。

しかし、映像でいっているのは「毛髪テストで水銀が検出された」程度の事で、何も水銀中毒になったと言っているわけではない。

以降の部分は論点ずらしのようにしか思えないのでコメントを割愛するが、少なくとも、太地町では水銀中毒を患った人はいないという事実は否定されることはなく、僕は逆にこうした反捕鯨団体や動物愛護団体の主張に対して、より強い疑いの目を持たざるをえないという結果を得た。

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