捕鯨問題のドキュメンタリー映画のために寄付のご協力をお願います!!

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捕鯨問題に関しては、欧米圏が中心となるであろう主張目立つこともあり、日本人が有している価値観が理解されない事が多い。それを覆すには、日本人の価値観や伝統文化を伝える方法が必要だと思う。

※アイキャッチの画像は本文の内容と関係ありません。単純に太地の写真が入れたかっただけなので、あしからずご了承下さい。

いままで日本人が海外に向けて大掛かりな主張を行ったことは、なかったのではないかと思う。
調査捕鯨や沿岸捕鯨を支持してきた人たちは、基本的に国内向けに作られたものをみて、溜飲を下げていただけなのではないだろうか。
しかし、それでは日本人の考え方は、世界に伝わらない……。
NHKのドキュメンタリーに英語字幕が載っている動画が動画サイトにアップロードされているが、それほど視聴されているわけではなく、これならザ・コーヴの影響のほうが比較にならないほど強いものだと言わざるを得ない。

現地の、実際に漁に従事している方々からすれば「私達は外側の意見にとらわれず、粛々と続けるのみだ」という話でもあるかも知れない。
それはそれで、とても素晴らしい姿勢だと思うし、尊重されるべきだとも思う。
外野がただでかい声で喚くだけでは、騒々しいだけで何の解決にもならないということは、ここ数年で僕自身もよくわかったつもりだ。

でも、それだけでは、南極海で厳しい調査の中、苛烈な妨害に耐え続けてきた現場の人達や、海外からの活動家が挑発し侮辱をし続ける中、黙々と漁業を続ける人たちは、報われないのではないかと思う。
それを見守る人たちも、その一端を担うかもしれない消費者も、不幸なのではないだろうか?


今回ご紹介したいのは、そうした中で制作が予定されている、捕鯨問題に関するドキュメンタリー映画が制作されるという話だ。
この映画はクラウドファウンディングで予算調達を計画しているので、是非ご協力いただければと思います。
タイトル自体は未定のようですが、詳しい説明はこちらのページに書かれている。
そこから一部を引用してみよう。

2009年、映画和歌山県太地町のイルカ漁を批判的に描いた映画『ザ・コーヴ』をニューヨークで観た時、衝撃が走りました。極端に偏った視点で描かれていますが、ストーリーテリングが見事なだけに、この映画のインパクトは計り知れないだろうと思いました。翌年、イルカ漁の解禁後すぐに太地町へ行き、取材と撮影を始めました。

そこで目にしたのは、海外の環境活動家と地元漁師たちとの一触即発の緊張関係、町役場や、漁業組合、果ては小学校にまで届く大量の脅迫状。 言葉の壁によって閉ざされたコミュニケーション、異質な文化や価値観に対する無理解、そして深まる対立と憎しみでした。その様子は腹立たしく、時に悲しく、また滑稽でもありました。

何度も太地町へ通って、漁師さんと環境活動家の両方を取材し、国際捕鯨委員会が開かれたモロッコやスロベニアへも飛んで、世界各国の政府代表、環境NGO、科学者や歴史家にも話を聞きました。複雑なテーマなので、取材すればするほど疑問は増え、知れば知るほど不可解な事が出てきます。

ドキュメンタリー映画は、憎しみや衝突を招くのではなく、未知の世界を描くことで健全な対話を促し、異文化への理解を深めるためのツールとして使われることを願います。私も未だ取材途中なので、これから勉強すべきことが沢山あります。憶測や感情で語られがちなクジラやイルカの問題について、そしてその向こうに見える、もっと大きな問題について、皆さんと一緒に考えていきたいと思います。

ボールド部分にご注目いただきたい。
上のボールド部分に書かれていることは、僕らが日常的にTwitterなどで感じていることだ。
なぜわかってもらえないのかと、当初は悩んだこともあったが、今では理解されないものだと割り切った部分でもある。
下のボールド部分もそうだ。
僕もその一人だが、捕鯨に賛成する側も、反対する側も、憶測や感情で語ってしまうことが多い。
客観的であろうと資料を読み、事実を知りたくて太地にも行ってみたことはあるが、知れば知るほどわからなくなるという部分は確かにあるし、だからといって感情的になって喚き散らすだけでは解決しないということも最近になってよくわかった。

完全に客観的な視点に立つことは難しいかもしれないが、この映画は、少なくともザ・コーヴよりは客観的で捕鯨問題の様々な事実を、多くの人に知っていただくきっかけになると思う。
下に、パイロット版らしき動画があるので、こちらもご覧頂きたい。
僕は、この映画を是非完成させてほしいと思う

4/5現在、集まった金額はまだ一割程度なので、達成は難しいかもしれない。
でも、是非何とかして資金を集めて、このドキュメンタリーを完成させてほしいと思う。
皆様も、是非協力してほしい。

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