真相
ありえない設定の
もたらすリアリティー
主観8 客観2
まず、想像してほしいのは、
■日本政府から存在を抹消された村
■警察にだけつながらない公衆電話
■すべての携帯が圏外になる場所
■放置された躯の山積み
■村の入り口の鳴子
■斧を持って襲い掛かる足の速い村人
という、個々の要素についてです。
個々の要素は突っ込みどころ満載なのですが、これだけ集まってしまうと、「ひょっとして……」と考える人もいるかもしれません。
でも、ご想像の通り、犬鳴村は存在しない村なのです。
『講釈師、見てきたような嘘をいい』というのは、まさにこのことでしょう。
あまりにも馬鹿げていますが、妙なリアリティーが存在するからこそ、この話が注目されるんでしょう。
また、別の話では、「韓国人部落」であるという話と「江戸時代は被差別部落だった」という話も出てきます。
まあ、都市伝説は「差別」を扱っていることが多いので、それらのバリエーションも想像できるのですが、それは取り立てて特別な話でも、真実味があるわけでもないんです。
信じたい人は信じればいいと思います。
でも、犬鳴村のような「ホラー映画みたいな村」が本当に存在するのなら、今頃観光名所になっているでしょう。
まあ、そういうことです。
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