2020年の年末、太地町の定置網にミンククジラが流入し、動物愛護界隈からの中傷めいた非難が集中した。しかし、同時期に御浜・宇久井・室戸と行った地域でも同様の混獲事案が発生していた。何故、太地にのみ非難は集中したのだろうか?
続きを読む反捕鯨団体
動物解放団体リブの太地町についての検証記事に反証する
前回の記事で予告していた、ある動物愛護団体の太地町の伝統に関する検証記事を、手元の資料に基づいて反証していく。
続きを読む食の問題と捕鯨
このブログでは、捕鯨問題の一側面として、アニマルライツを経由して、食に関する話題を何度か取り上げてきたが、今回はその中でもかなり大きな意味を持つであろう、ドキュメンタリー映画の話をしたい。
今回のアイキャッチは、こちらの動画のスクリーンショットです。
エスノセントリズムと報道
先日、Facebookで気になる記事を見かけた。
それはどうやらネットのみで活動している、独自のメディアのようだったが、酷く偏った内容が気になったので、そのことについて少し考えてみた。
それでも動物はごはんである
2019年6月1に渋谷にて動物愛護団体「アニマルライツセンター」が、「動物はごはんじゃないデモ行進」というなのデモを行うようだ。すでに5ちゃんねるやTwitterでは「ごはんじゃなくておかずだよね」というような見解や、やや大喜利めいた書き込みが見かけられるが、ここで、あらためて肉を食べることの必要性について、少し書いてみたいと思う。
続きを読むバキータ保護とシー・シェパードの欺瞞
一身上の都合でしばらく更新できませんでしたが、3つほど記事を投稿しようと思います。
まずは、やや賞味期限があやしい記事ですが、カリフォルニア湾のバキータの話題です。
希少なイルカ、間もなく絶滅の危機 カリフォルニア湾に30頭のみか
もう今さらな話題ですが、ちょっとこの話題について、書いておきたいと思う。
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「残酷さ」という曖昧な定義を批判の理由にしてはならない
WAZAやJAZAによって、太地町の追い込み漁に対する視線が批判的なものになりつつある。
その理由は主に「残酷」という言葉によって形容されるが、はたしてその定義は誰によって定められたのだろうか?
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クジラ映画、目標金額を達成!
以前より数回記事を書いたクジラ映画のクラウドファンディングが目標金額を達成し、さらに支援を集めている。
とても嬉しいニュースだ。
「MERCURY POISONING.」とは何を意味するか?
WAZAの終わりの始まり
2015年5月20日、JAZAが太地町のイルカ追い込み漁で捕獲されたイルカの購入をやめることで、WAZAに加盟し続けるという選択をした。
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「社会を変える」という活動とは?
この投稿は、あまり捕鯨問題とは関係ないものです。
捕鯨問題について考える際に、先鋭的な動物愛護団体の活動に注目せざるを得ないのが現状で、その活動について評価をするためには、他の事例について少し知る必要があると感じました。
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太地町が「反捕鯨団体対策協」を設立
今月の更新について考えていたところに、いいニュースが入ってきたので、取り上げておこうと思う。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150303-00000073-san-l30
反捕鯨団体対策協を設立 和歌山・太地町長「漁や事業者を守る」
イルカやクジラの追い込み漁が盛んな太地町で、反捕鯨団体の対策について話し合う常設の協議会が発足し、町公民館で2日、設立総会が開かれた。町や県警、海上保安庁、町漁協など約20機関が出席し、活動方針などを協議した。
同町ではこれまで、反捕鯨団体に対処するため、追い込み漁解禁前の毎年8月に、町や県警などによる「環境保護団体等対策合同会議」を臨時的に開催。しかし、反捕鯨団体の過激な活動にしっかり対応するため、常設の「鯨類捕獲及び鯨類産業に係る太地町対策協議会」を設けた。今後、各機関の調整や自主防犯対策を進めていくという。
今まで、コーヴガーディアンズをはじめとする様々な活動家に対して無力であった太地町でしたが、やっと対策を講じる姿勢が明確になってきました。
まだ具体的な施策については明確にされてはいませんが、今後の動向に注目するとともに、これ以上被害が拡散しないことを期待したいです。
拡散する被害についての雑感
太地町へ侵入してくる活動家の行動は、活動を始めた当初からすれば、確かに直接的な行動ではなくなったこともあり、一見穏やかな「監視活動」に見えるかもしれない。
しかし、彼らのしていることの多くは監視を超えたハラスメントであるとともに、イルカを搬送するトラックへの追跡行為は速度超過などもあり、危険な行為を伴うものだということは疑いようのない事実だ。
例えば、漁業者以外への撮影に関しては、漁業の監視という目的を逸脱しており、さらには加工場の内部や軽トラックの積載物の盗撮に至っては、もうただの嫌がらせ行為でしかないことは明白なのだが、それを目の前で見ている警察官がなぜか制止しないという、異常な事態が起きていた。
また、プライバシーの観点から活動家の顔写真の撮影を控えるようにという注意を以前にされたことがあるが、逆に活動家サイドは漁業者や博物館のスタッフなどの顔がわかるような写真を日々撮影しているという事についても、納得のいく説明もされることはなく、この二重基準によって太地町の人たちは苦しめられていたことは、忘れてはいけないだろう。
さらには、撮影した画像をインターネットで晒し、ヘイトを煽る文言を書き加え、フォロワーに憎悪を抱かせるように仕向けるという仕組みをうまく活用することで、太地町という町への誹謗中傷を続けた事についても、監視ができる立場にありながらそれを怠っていた(ようにしか見えなかった)のは、警察の怠慢ではないかと思わずにはいられない。
願わくば、平穏な町に……。
僕も簡易交番を訪問して、現場の方々に話を伺ったことがあり、当初は「現場には現場のジレンマがあるのだろう」と思っていたが、時間が経つにつれ「それにしては対応がおかしくはないか?」と思うようになり、和歌山県警にも電話してみたが、納得のいくような話は聞けなかったような気がする。
あまりこのようなことは書きたくないが、太地町で起きていたことの原因の一部は、現場にいながら毅然とした対応をしてこなかった警察にあるのではないかと、僕には思えて仕方がない。
他の国々では警察や沿岸警備隊の毅然とした対応があって、問題解決をすることができた。日本もそのことを見習うべきだと個人的には思う。
恐らく今回設立された協議会には、法的な力はないだろうが、これを機に警察もきちんと連携して、来季の活動家の行動を速やかに制限して、太地町に平穏をもたらして欲しい。
そして、それをモデルケースとして、おそらくは起きるであろう別のエコテロリズムに対しても迅速に対応していただきたいものだ。
動物愛護屋はホロコーストを利用する
海外の活動家サイド(もしくはそれに類する人達)は、イルカや鯨を人にたとえ、漁業である追い込み漁をホロコーストだといい、南京大虐殺に紐づける。
しかし、彼らの生活やそれを支える技術が、どれだけの搾取から築き上げられてきたかについては、何も言及しようとしない。
なぜなら、それらの発言は差別主義が根底にあり、善なる自分たちには適応されないからだ。
伝統を解さない人間による伝統批判は見苦しい
先日、エルザ自然保護の会を中心とした数団体が、外国特派員協会で記者会見を開き、太地町の追い込み漁に関する批判を行っているが、そのことについて少し書きたいと思う。
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オフェルドマンのウソが紡ぐザ・コーブの虚構
リック・オバリーこと、リチャード・バリ・オフェルドマンは、先日のサラ・ルーカスが太地町の「町立くじらの博物館」を相手取った訴訟でも、「太地町立くじらの博物館には『イルカは海のゴキブリ』という表示がある」というデタラメな主張をカメラの前でしていたが、この人物の様々な主張が、実は虚構なのではないかと思われる痕跡が明らかになってきた。
イルカ保護活動とレイシズム
よく「反捕鯨活動はレイシズムに基づいたものだ」という言説を目にしたり耳にしたりするが、個人的にはそれだけではないだろうと僕は考えていた。
しかし、実のところはレイシズムによるところもかなり大きいのではないかと、最近思うようになってきた。
その一つとして、本日目にしたものについて、少し書きたい。
水族館は牢獄か?
SNSなどでよく聞かれる「水族館のイルカは短命」という言説は、ほんとうに正しいのか?
水族館はイルカにとって牢獄なのだろうか?
この点について、少し書いてみたい。
ペットに鯨肉は成金趣味か?
先日、いくつかの反捕鯨団体が、とあるペットフード業者に抗議したというニュースがあった。
今回はその話から、改めて捕鯨問題はマッチポンプであるということについて書いてみたい。
エスノセントリズムだけでは何も解決しない。
一部の活動家達は、「捕鯨やイルカ追い込み漁に従事しなくても、ホエールウォッチングやドルフィンスイムなどで生活資金を得ることができる。故にそれらは不要だ」という。果たして「エコ・ツーリズム」は、捕鯨やイルカ追い込み漁の代替産業となりえるのだろうか?そして、活動家にはそれらの活動を推し進める意志はあるのだろうか?
反社会的活動は人権侵害を引き起こしている。
EVANGELINA OLIVEIRAをはじめとする一部の欧米のTwitterアカウントが、太地町民に向かって様々な罵倒を行なっている。
コーヴガーディアンの活動や、これらのアカウントの問題は、人権侵害にあたるのではないだろうか?
スラックティビズムでは解決しない
ソーシャルメディアの発達で、環境問題や動物愛護の問題に対する活動は、どんどん安易に、そして劣化しているように思えます。これで本当に問題は解決するのでしょうか?
EIAキャンペーン動画に見る活動家の言説(3) -三段論法による誘導-
鯨類の資源管理については、IWCなどで議論をされていることは多くの人がご存知だと思いますが、彼らによると、東北のいるか漁業もその議論に含まれるそうです……。
伝統や文化を破壊する動物愛護活動は本当に必要なのか?
太地町で、とても残念な事件が起きた。くじら浜公園の刃刺の像が、活動家によって傷つけられた。太地町への理解のない活動家に対して、多くの人が怒っているだろう。
EIAキャンペーン動画に見る活動家の言説(2) -捕獲方法のミスリード-
前回から書いているEIAのキャンペーン動画に関する記事ですが、今回は動画の中で扱われているイルカの漁法に関する表現について見ていきたいと思います。
EIAキャンペーン動画に見る活動家の言説(1) -左派科学者の有効活用-
今回から暫くの間、数回に分けて、先日見つけたEIAのキャンペーン動画を眺めていて気がついたことを書いていこうと思います。今回は、その動画の中で重要な役割を担う人物についてです。
一つの物語の終わりとドルフィンウォッチングの難しさ
Facebook経由で知ったことですが、富戸でドルフィンウォッチングを営まれていた石井氏が、ドルフィンウォッチング事業の継続を断念したようです。(原文はこちら)
この活動は誰のためにあるのか?
今朝、ちょっと面白い動画を見つけて、ふと、環境左派の活動は誰のために行われているのかが、とても疑問に思いました。
ボイコットの成果と日本
ポールワトソンの逮捕、そして保釈と、先週から今週にかけて様々なニュースが飛び込んできました。その中には、「ドイツやコスタリカへのボイコット」という話もありましたが、効果はどれくらいあるのでしょうか?
「解体新書「捕鯨論争」」が、予想以上に酷かった件。
太地町から帰ってきて、三冊の本を読みましたが、その中で一番酷いと思ったのがタイトルにある「解体新書「捕鯨問題」」という本でした。
何がどれくらい酷かったかといいますと……
狙われる捕鯨地
反捕鯨活動家などの標的となっていることで有名になってしまった太地町ですが、この影響は、他の捕鯨地へ飛び火する可能性も十分に考えられます。
ひょっとすると、あなたの知っているあの町でも、ひょっとすると、こんな不気味な踊りを目にするかも知れません。