狙われる捕鯨地

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
反捕鯨活動家の活動

反捕鯨活動家などの標的となっていることで有名になってしまった太地町ですが、この影響は、他の捕鯨地へ飛び火する可能性も十分に考えられます。
ひょっとすると、あなたの知っているあの町でも、ひょっとすると、こんな不気味な踊りを目にするかも知れません。


反捕鯨活動家の活動

反捕鯨活動家の活動

狙われているのは太地町だけではない

ザ・コーヴという映画の影響で、世界的にも悪い意味で有名になってしまった感がある太地町ですが、太地町の問題だけ解決すればいいのかというと、実はそういうわけでもなく、先鋭的な活動家を抱える反捕鯨団体や環境保護団体は、次の活動場所を常に探していると言っても過言ではないでしょう。
既にお忘れかもしれませんが、東日本大震災の直前に、コーヴガーディアンズの活動家が岩手県の大槌町で、イルカ漁の妨害を始めようとしていましたし、そのリーダーであるスコット・ウェスト氏は南極海で捕獲調査を行うために出稿する捕鯨船団を確認するために、山口県下関市にも出没しているようです。
その活動範囲は近畿地方だけではなく、本州全土と考えてもいいでしょう。
いえ、恐らくは四国、北海道や九州にも、彼らの活動圏内だと考えても、考え過ぎということはありません。
今後は、恐らく様々な捕鯨地での活動を懸念する必要があるでしょう。
上の写真は、今季の太地で活動していた活動の一シーンです。
今季のコーヴガーディアンズの活動は、現地の対策がうまくいっていたこともあり、その前のシーズンのようなことにはならないでしょう。
先日、僕自身も太地町で彼らに遭遇しましたが、大した活動はしていなかったように思います。
ただ……、写真のような外見の連中が、いきなり眼の前で下の動画のような動きをし始めたら……。

他にも公開されている動画はいくらかあるのですが、今季はそれほど大した活動はなく、最近では追い込み漁自体ではなく、鯨肉を加工している工場の様子を盗撮するという、卑しい活動しかできていないように思われます。

追記(120324):
上の動画をご覧になった方は、なんとなく察していただけると思いますが、この記事は「舞踏」自体を批判しているわけではなく、問題解決に何ら寄与せず、「イルカ漁反対活動をしているふりをするために、とりあえず何か活動してみました」的な活動報告動画に登場した「よくわからない踊りをする外国人」のパフォーマンス(「Cove Butoh」と書かれているが舞踏ですら無い)のいかがわしさ、そしてそういった反対運動をいかにセンシティブにみせるかという姑息な手段として芸術らしきものを組み込もうというやり方についての批判という意味合いで、上の画像や動画を掲載しています。
ちなみに、このパフォーマーのことを僕らは「くねくね」と呼んでいます。

狙われた解剖場

ツチクジラの解剖

ツチクジラの解剖

上の写真は、以前に紹介したAmazonの鯨肉販売停止キャンペーンでお伝えした資料の中にある、国内の鯨の解剖場の写真です。
恐らく千葉県南房総市和田町の外房捕鯨株式会社ではないかと思われます。
鯨の解剖作業は基本的に密閉度の低い、言ってみれば雨風がしのげる程度の建物で行われますので、こういった写真はすぐに盗撮されてしまいます。
実は困ったことに、外房捕鯨のブログを読むと分かるのですが、「構造上仕方が無いことだし、悪いことをしているわけではない」ということで、対策を施すような気配はなさそうです。
確かに全く悪いことでも何でもなく、生業として何ら恥ずべき行為でないのですが、反捕鯨活動を行う活動家からすれば、今回のように、広報的にとてもいい素材が目の前にあるわけですから、自分たちの意図とは全く別の文脈で、最大限利用されてしまうことでしょう。
他にも、現在は北海道の網走や、東日本大震災の影響で操業の行われていない鮎川といった、小型沿岸捕鯨の基地なっている場所の解剖場は、盗撮される危険を伴うため、警戒を強くする必要があると、個人的には考えます。
鮎川に関しては、現在は施設自体がなくなってしまっていますが、再び施設を整備する場合は、是非しっかりと外部から隔離して、安心して作業が行えるような作りにしていただきたいと思います。

以下の二つの動画は、ややショッキングな映像が含まれるのでご注意下さい。
上の動画は南房総市和田町の解剖場の様子、その下は網走市の解剖場の様子です。


捕鯨地としての利点がネックに

捕鯨地の多くは交通の便が悪く、外界との情報伝達が難しいという難点があり、それは現在でも何らかの影響を与えているように思える。
例えば太地町やかつてはイルカ漁で有名だった富戸もそうですが、こういった場所の多くは人口も多くなく、主な産業は漁業と観光業でしょう。
本土(というか主要な土地から)から隔絶されたような場所に住む人は「人が良い」(太地の人たちは本当に良い人ばかりでした)ので外から来た人を警戒することなく受け入れがちです。
太地町のイルカ追い込み漁に詳しい「イルカを食べちゃダメですか?」の記述によると、漁協にも出入りしていて世間話すらしていたようです。
結果、活動家の数はどんどん増え、あの「ザ・コーヴ」につながってしまったということになります。
こういった土地の人達に、他者を疑うことを強いるのは非常に酷なことですが、後々のことを考えると、覚悟しなくてはいけないのかも知れません。
人口密集地から遠い(もしくは近くても移動に時間がかかる)地域ですから、情報の伝達が遅く、内容も希薄になりますから、郷土食的なイルカ料理の話について、東京で認知度が低いのも、ある意味仕方が無いのですが、こういった条件を反捕鯨活動家はうまく利用します。
ですから、これからは捕鯨地からもしっかりと情報を発信できるような仕組みを作っていく必要があるでしょう。

一番大切なのは法整備

先日の和歌山県での裁判で、コーヴガーディアンズの活動家「アーウィン・フェルミューレン」の無罪判決が言い渡されました。
これはとても残念なことですが、ここから学ぶことはたくさんあるはずです。
まずは、観光ビザで入国する活動家を、きちんと締め出せるようになるべきです。
上記のリンク先に解説がありますので、ぜひ署名をお願いいたします。
また、こういった活動家をしっかりと裁けるような法整備をきちんとしてほしいものです。
先日のチーム関西の動画では、警察がコーヴガーディアンズの車両を先導するという、一般市民が見て、著しく警察への信頼が失せてしまうような状況でした。
それが業務であることは承知していますが、警察の方々が護るべきなのは、日本の市民ではないでしょうか?
太地町での活動がうまく行かなくなったら、活動家たちはきっと別の活動場所を探して、ハラスメントをはじめるでしょう。
そうなる前に、きちんと対応できるような状態を作り上げていただければと思います。

一番最初に掲載したような、不気味な輩を野放しにしないで下さい。
平穏な捕鯨地を、身勝手なエコテロリストから守って下さい。

Copy Protected by Chetan's WP-Copyprotect.